このコーナーは、自然科学の大切さをいろんな角度から科学の目を通して検証してみたいと思い、掲載することにしました。
2018.05.26
-------------------------------------------------------------------- 目 次 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------
( 9) 4桁 と3桁 ----数の単位
(10) データ改ざん と 企業理念
(11) 水の同位元素・発生期の酸素・過酸化水素
(12) 地球の自転エネルギー・歳差運動と北極星
(13) 荒ぶる地球 ・・・・ 全球凍結 と 海洋蒸発
(14) 太陽光エネルギー
(15) 発汗と不快指数
(16) 地球のマントル対流エネルギー
2
( 1) 運動エネルギー E=(1/2) mv 位置エネルギー E=mgh
( 2) 6進法 (歴) と 7進法 (曜日) について ---- 指の本数 多指症
( 3) Albert Einstein (アルベルト・アインシュタイン)
2
の特殊相対性原理 E=mc 原子爆弾・水素爆弾
( 4) 日本国土の面積 378,000 [km²]
( 5) 臓器移植で弱質遺伝子は増加する
( 6) アボガドロ定数 と モル体積 22.4 [L/mol]
( 7) 米国での 銃規制 は可能か
( 8) 極楽浄土 と 臨死体験 人の "死" の定義
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S
E
E
S
2
(1) 運動エネルギー (Physical energy) E=(1/2) mv 位置エネルギー(Potential energy) E=mgh
2018.05.26
v
1 2
■ 運動のエネルギー E = m∫ V dV = ― mv
0
2
2 -2
E:J(joule) [m ・kg・s ] m:質量 [kg] v:速度 [m/sec]
■ 位置のエネルギー E= mgh
2 -2 2
E:J(joule) [m ・kg・s ] g:重力の加速度 9.80665 [m/sec ] h:高さ [m] = 1億5000万 [km]:地球と太陽の距離
2
[運動のエネルギー]=[位置のエネルギー] であるから E= (1/2) mv = mgh より、g=E/(mh)
【その1】……… 地球の公転エネルギー
2 24
地球の公転エネルギー E=(1/2) mv は、地球の質量 m=5.9726×10 [kg]、v=2×pie×(地球と太陽の距離)/時間 より、
24 11 2 33
E=(1/2)×(5.9726×10 )×[(2×pie×1.5×10 /3600[秒]×24[時間]×365.25[日])] ≒ 2.66859×10 [J]
マグニチュードについて logE=4.8+1.5M E:地震波として検出されたエネルギー[J(ジュール)]
M:マグニチュード (magnitude)
4.8+1.5M
上式より、E=10 [J]、 M=(logE-4.8)/1.5 であるから、地球の公転エネルギー
33
E=2.66859×10 [J] をマグニチュードで表すと、
33
M=[(log 2.66859×10 )-4.8]/1.5 ≒19.0842 になります。
この公転エネルギーは、出力100 [万KW] の原子力発電所1000基分、100万年間稼働の発電電力量、
9 25 33 25 8
1000[基]×10 [W]×3600[秒]×24[時間]×365.25[日]×1,000,000 [年] ≒ 3.156×10 [W] の 2.66859×10 /3.156×10 ≒ 1.16241×10 ⇒
33 10 2 12
約 1.16 億倍 に相当します。このエネルギーは、1.18382×10 [J]/(2.998×10 [cm/sec]) ≒ 1.1711×10 [グラム] (11.71 [億ton]) の質量 の消滅
(地球質量の 22.05 京分の1) に相当します。 ⇒ (3) Albert Einstein の特殊相対性原理 参照。
33 24 11
仮に地球の公転が止まると、太陽に向かって落下することになり、平均 g=E/(mh)=2.66859×10 /(5.9726×10 ×1.5×10 ) ≒ 0.002978
2 11
[m/sec ]、衝突時の速度は、v=√2gh より √(2×0.002978×1.5×10 ) ≒ 29.865 [Km/sec] になります。また衝突までの時間は、v=gt より、
3 2
t=v/g=29.8898×10 [m]/0.002978 [m/s ] /3600 [時間]/24 [日] ≒ 116.17 [日] です。そして衝突が始まってから太陽に埋没するまでの
時間は、2×6378 [Km] /29.8898 [Km] ≒ 7分 07秒 です。
【その2】……… 力 士 "アタリ" の強さ
小兵力士"舞の海" が 重量力士"小錦" と対戦するとき、舞の海の体重 100Kg、小錦の体重 200Kg とすると立ち合いのアタリを互角にするには、
2 2 2 2
(1/2) m1v1 =(1/2) m2v2 より、100×v1 =200×v2 ⇒ v1=√2×v2 であるから、 "舞の海" は "小錦" の約 1.4 倍のスピードで
ブツカれ ばよいことになります。
【その3】……… 46cm 主砲
学生の頃、戦時中 "戦艦大和" 建造で電装設計に携わっていた親戚の叔父さん (戦後、電気機関車の開発) から聞いた話をします。艦が完成して瀬戸内海に
試験航海をしたとき速度 5~6 ノット (時速 9.26~11.1 [Km/h]) で航行中、前方に向け 46サンチ主砲を発射 (空砲) したとき、艦がピタッと止まったと
のこと。念のため、確認したところ艦が止まった話が正しかったことが理解できました。
2 2
(1/2) ・m1・v1 =(1/2) ・m2・v2 より、
戦艦の質量 m1=70,000 [ton]、主砲弾頭の質量 m2=1.4 [ton]、戦艦の速度 v1=nnn [m/sec]、弾頭の初速度 600 [m/sec] とすると、
2 2 2 5 2 2 5
(1/2) m1v1 = 0.5×70000×nnn ≒ 0.35×nnn ×10 (1/2) m2v2 = 0.5×1.4×600 ≒ 2.52×10 より、
nnn=√2.52/0.35 ≒ 2.683 [m/sec] ⇒ 9.659 [Km/h] = 5.215 [ノット] になります。 【注】1ノット (knot) = 1.852 [Km/hour]
(2) 指の本数 …………… 6進法 (歴) と 7進法 (曜日) について
2018.05.26
片手の指の本数が5本なら 5×2=10進法、6本なら 6進法、6×2=12進法、7本なら 7進法 の数の数え方が必然的に存在すると想像できます。
【その1】……… 6本指で数えると
時刻:12進法:1時 ~ 12時、 干支十二支:12進法:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥、 還暦:6×10=60進法
・ ・ ・ ・
12進法:1ダース=12個、 1グロス (gross):12×12=144個、 6進法:6尺(シャク)=1間(ケン)=1.81[m]、 60間=1丁(チョウ)=109.09[m]、
36丁=1里(リ)=3.927[Km]、 1坪(ツボ)=1[間]×1[間]=1.8181…[m]×1.8181…[m]≒3.305785[m2]、 1/坪=0.3025 より 1[m2]=0.3025[坪]、
1尺=0.303030…… [m]、 30[坪]=1畝(セ)、10畝=1反(タン)、 10反=1町(チョウ)、 1町=3000 坪 ≒ 10,000[m2]=1[ha](ヘタトアール)
= 0.01[Km2]、 100[ha]=1[Km2]、 3、12 進法:1インチ=2.54 [cm]、 12インチ=1フィート、 3フィート=1ヤード、 1760ヤード=1マイル
=1609.344 [m]、 12進法:氷上のスポーツ・カーリング・ストーンハウス の直径=12フィート≒3.66[m]、 電線管の長さ=12フィート≒3.66[m]
【その2】……… 7本指で数えると
曜日:7進法 …… 日・月・火・水・木・金・土
音階:7進法 …… イタリア式表記:Do・Re・Mi・Fa・Sol・La・Si 英米式表記:C・D・E・F・G・A・B
ド イ ツ 式表記:C・D・E・F・G・A・H 日本式表記:ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ
【その3】……… 8本指で数えると
4
4ビット( 4-bit) マシン: 2 = 16 初期の電卓 (電子卓上計算機) 0~9、+、-、×、÷、=
8
8ビット( 8-bit) マシン: 2 = 256 初期のパソコン 0~9、+、-、×、÷、=、a~z、A~Z、ア~ン、あ~ん、各種記号
16
16 ビット(16-bit) マシン: 2 =65536 漢字の使用可能
【その4】……… Ichthyostega Acanthostega の 亡霊 を見た !! ………
指の本数は遺伝子によって決定されるもので5本が正しいのですが6本~8本の遺伝子も存在しているのでしょ
うか。今から約3億6000万年前に生息していた原始的四肢動物イクチオステガ (Ichthyosatega) …… 海から川
へ-水中から陸上へと適応した生物で、その化石から体長 1.4 [m]、 体重 140 [Kg] と推定され、化石の後足の
指の本数は、7本であることが分かっています。また アカントステガ (Acanthostega) の指の本数が 8本であっ、
たことから人類はこのイクチオステガ、アカントステガ から進化し、指の本数も 8本 から 7本、6本、5本 と変化し
現在に至っているので、人の遺伝子のなかにも 8本、7本、6本 の記憶が残っているのです。
Ichthyostega 化石復元図
実際、胎児が成長していく過程で先ず手のひらができ、やがて指に伸びていく起点が7つ現れ、両端の2つは成長の過程で退化して5本指になるのです。
先天的に6本、7本、8本指をもつ多指症の人は希にいますが、我が国では出産して直ぐに切り取る手術をするので、イクチオステガから引き継いだ多指症
の患者を見ることはなくなった。 【注】この多指症は、人に限らず イクチオステガ から進化した多くの動物にも見られる共通の 奇形症状 です。
2018.05.26
広島に投下された原子爆弾
2
E=mc ……… 質量とエネルギーは等価である ………
E:エネルギー[J] m:質量 [Kg] c:光速 299792458 [m/sec] (約30万 [Km/sec] )
8 2 13
質量1[g] の物質がすべてエネルギーに変わると 0.001×(2.998×10 ) ≒ 8.998×10 [J]
[J]:Jules (ジュ-ル) の単位 ⇒ [N・m] (ニュートン・メートル) または、[W・sec] (ワット・秒)
第二次世界大戦で広島に投下された原子爆弾で核分裂を起こした ウラン235 約 50 kg のうち 0.68 [g] がエネルギーに変わったとされ、そのエネルギーは、
7 7 7 6
0.68×2.4994×10 ≒ 1.6996×10 [KWh] になり、出力 100万KW の原子力発電所 1.6996×10 /10 ≒ 16.996 時間稼働の電力量に相当します。
13 13
8.998×10 ×0.68=6.1186 ×10 [J] ≒ 61兆ジュール のうち、 爆風 50%・熱線 35%・放射線 15% の割合であった。
この原爆の破壊力 爆 風:衝撃波・爆音 爆発点の気圧=数十万気圧、爆心地における爆風速は 440 [m/s] (マッハ1.3) 以上、爆風圧は350万パスカル
熱 線:熱線エネルギー≒30.6兆ジュールは、爆発後 3秒間で放出、爆心地付近の地表温度=3000~6000 [℃]
゛
放射線:アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線
二次被爆:爆発と同時に高さ16000m に達するキノコ雲が発生、放射能を含んだ黒い雨が降り、一次被爆を逃れた多くの人々が被爆した。
原子爆弾 (atomic bomb) と 水素爆弾 (hydrogen bomb)
原子爆弾:ウラン (Uranium) やプルトニウム (plutonium) などの元素の原子核が起こす核分裂反応を使用した核爆弾。 原子爆弾のエネルギーは、原子
が核分裂反応をするときに放出する核エネルギーを熱エネルギーや運動エネルギーとして取り出す。
原子爆弾の種類:●ウラン原子爆弾:ウラン235+ウラン238 ●プルトニウム原子爆弾:プルトニウム239
超臨界始動方式:●ガンバレル (Gun barrel) 型 ●インプロージョン(Implosion) 型
水素爆弾:二重水素・三重水素の熱核反応 (核融合反応) を使用した核爆弾。
第1段階:原子爆弾の起爆と核分裂による放射
第2段階:核融合の開始
第3段階:水素爆弾の爆発
世界最大の水爆実験:旧ソビエト連邦が北極海のヴァヤムリァ島上空 4000m で炸裂させた ツァーリ・ボンバ (露:Царь-бомба、英:Tsar Bomba、
"核爆弾の皇帝" の意) の水爆で、広島型原爆の 3300 倍 の威力があり、爆発による衝撃波は地球を3周した。
13
この水爆のエネルギーをマグニチュードで表すと、M=[(log 3300×0.68×8.998×10 )-4.8]/1.5 ≒ 8.33678
マグニチュードについて logE=4.8+1.5M E:地震波として検出されたエネルギー[J(ジュール)]
M:マグニチュード (magnitude)
4.8+1.5M
上式より、E=10 [J]、 M=(log E-4.8)/1.5 であるから、質量1[g] のエネルギー
13
E=8.998×10 [J] を マグニチュード で表すと、 M=[(log 8.998×10 )-4.8]/1.5 ≒6.10276 になります。
13
広島に投下された原子爆弾の マグニチュード は、 M=[(log 0.68×8.998×10 )-4.8]/1.5 ≒5.99110 になります。
13 7
→ 8.998×10 [J]/1000/3600 ≒ 2.4994×10 [KWh]
(4) 日本国土の面積 378,000 [km²]
2018.05.26
7大陸の面積 アジア大陸 :4,382 [万km2] アフリカ大陸:3,037 [万km2] 北アメリカ大陸:2,449 [万km2]
南アメリカ大陸:1,784 [万km2] ヨーロッパ大陸:1,018 [万km2] オーストラリア大陸: 900.8 [万km2]
2 2
地球の表面積 4Πr =4×3.141592×(6378 [Km]) ≒ 51,263 [万km2]
日本の国土面積:37.8 [万km2] は、アジア大陸の 0.8626 %、全大陸の 0.2432 %、 地球表面積の 0.0737 % です。
地球の公転半径を半径とする球体の表面積を求めると、4×3.141592×(1億5000万[km])^2 ≒ 2.827×10^13 [万km2] であるから、日本の国土面積は、
37.8/2.827×10^13 ≒ 1.337×10^-12 =1兆分の 1.337 になります。
昔、知り合いの営業マンで、隣との敷地境界でわずか 1~2 cm のことで互いに譲らず弁護士を立てて裁判を起こした結果、裁判長から
"示談にしなさい" と言われ、怒りかえっていた人がいました。
(5) 臓器移植で弱質遺伝子は増加する (Weak genes increase with organ transplantation)
2018.05.26
臓器移植とは、生物の自然淘汰に逆らう破滅的愚行と言えるのかも知れません。ここで臓器移植に成功した生殖能力のある一人の人間が、負の遺伝子を
子孫に引継ぐ場合、将来この弱質遺伝子を持つ個体が、どれくらい増えるのかを試算してみました。
試算の条件 (1) 平均出生率:1.37 1.50 2.00 3.00 (2) 生殖可能な40才までの死亡率:病死、事故死、戦死、自殺、殺害、死刑等で1%
(3) 生殖可能年齢:平均40才 (4) 平均寿命:80才 (5) 弱質遺伝子の出現率:50 %
(6) 総人口:1億人 (7) 臓器移植受診者:人口5万人に1人/年
8
平均出生率:1.37 の場合 A=50 %×10 B= [100+{(1/2)×(1.37-0.01)-(100/80)}/100]
人口:100,000,000 (A × B × 40)/ 50000 = 39,772 ……… 40年目の弱質遺伝子保有者数
人口: 99,960,208 (A- 39,772) × B × 40)/ 50000 = 79,528 ……… 80年目の弱質遺伝子保有者数
↓ ↓ 全体人口-臓器移植人口= -481,167
人口: 1,149,492 (A-1,624,808)× B × 40)/ 50000 =1,149,492 ……… 2840年目の弱質遺伝子保有者数 ……… 臓器提供者がいなくなる
8
平均出生率:1.50 の場合 A=50 %×10 B= [100+{(1/2)×(1.50-0.01)-(100/80)}/100]
人口:100,000,000 (A × B × 40)/ 50000 = 39,798 ……… 40年目の弱質遺伝子保有者数
↓ ↓ 全体人口-臓器移植人口=-1,056,985
人口: 607,180 (A-1,661,099)× B × 40)/ 50000 = 60,718 ……… 2920年目の弱質遺伝子保有者数 ……… 臓器提供者がいなくなる
8
平均出生率:2.00 の場合 A=50 %×10 B= [100+{(1/2)×(2.0-0.01)-(100/80)}/100]
人口:100,000,000 (A × B × 40)/ 50000 = 39,898 ……… 40年目の弱質遺伝子保有者数
↓ ↓ 全体人口-臓器移植人口=-1,732,844
人口: 82,345 (A-1,814,980) × B × 40)/ 50000 = 82,345 ……… 3040年目の弱質遺伝子保有者数 ……… 臓器提供者がいなくなる
8
平均出生率:3.00 の場合 A=50 %×10 B= [100+{(1/2)×(3.00-0.01)-(100/80)}/100]
人口:100,000,000 (A × B × 40)/ 50000 = 39,998 ……… 40年目の弱質遺伝子保有者数
↓ ↓ 全体人口-臓器移植人口=-1,305,742
人口: 898,799 (A-2,206,742)× B × 40)/ 50000 = 898,799 ……… 3280年目の弱質遺伝子保有者数 ……… 臓器提供者がいなくなる
注-1】出生率が上がると人口は増加するが臓器提供者は、何れいなくなる。
注-2】血液は、最大質量をもつ臓器の一つです。(ただし、2019現在では、筋肉・骨・体脂肪も臓器間情報伝達物質を発信する観点から臓器と見なされている)
(6) アボガドロ定数 と モル体積 22.4 [L/mol] (Avogadro constant and molar volume)
2018.05.26
23
アボガドロ定数:物質 1 mol の中に含まれる要素粒子の総数 ≒ 6.02214076 ×10 [/mol]
モル体積:単位物質量(1 mol)の原子または分子が標準状態で占める体積:22.4 [L] (リットル)
5
標準状態 (STP:Standard Temperature and Pressure):温度 0 ℃ (273.15 K) 、気圧 1 bar (10 [Pa]) (100 [KPa])
絶対温度K:ケルビン (kelvin)、圧力:バール bar、パスカル (pascal) 1Pa=1[N/m2]
気体分子の密度 (at STP)
1/3 6 1/3 23 1/3 7
体積一辺の長さ/(分子数) より、(22.4×10 [mm3]) / (6.022×10 ) ≒ 281.89195/8.44462×10 ⇒ 3.33812 [nm]
液体分子の密度
4
水(H2O) の分子量:(水素 1 [g]×2)+(酸素 16 [g]×1)= 18 [g]、比重:1.008 より、18×1000/1.008=1.7857×10 [mm3]
4 1/3 23 1/3 7
(1.7857×10 [mm3]) / (6.022×10 ) ≒ 26.13783/8.44462×10 ⇒ 0.30952 [nm]
固体分子の密度-(鉄)
3
鉄(Fe) の原子量 :(鉄 55.85 [g]×1)= 55.85 [g]、比重:7.87 より、 55.85×1000/ 7.87= 7.0966×10 [mm3]
3 1/3 23 1/3 7
(7.0966×10 [mm3]) / (6.022×10 ) ≒ 19.21690/8.44462×10 ⇒ 0.22756 [nm]
固体分子の密度-(金)
3
金(Au) の原子量 :(金 197.0 [g]×1)= 197.0 [g]、比重:19.32 より、197.0×1000/19.32=10.1967×10 [mm3]
3 1/3 23 1/3 7
(10.1967×10 [mm3]) / (6.022×10 ) ≒ 21.68468/8.44462×10 ⇒ 0.25679 [nm]
-9
[mm3]:立方ミリメートル、 [nm]:nanometre 10 [m]
液体分子の密度を 1.0000 とすると、気体分子の密度 (at STP):0.0927、固体分子の密度-(鉄):1.3602、固体分子の密度-(金):1.2053 です。
(7) 米国での銃規制は可能か
2018.05.26
人間の行動のなかで "攻撃本能" や "残虐性" を考察するとき、男 (♂) と女 (♀) に分けて考えることにします。人類の長い歴史のなかで "類人猿" から
"現代人" に進化する過程で、石器に始まり鉄器を作り出したことで狩猟の成功率が大きく上り、この武器を手に入れた男のなかには、強いんだと錯覚する
個体も増えていったと推測できます。
この意識の変化は、世代を重ねていくうちに遺伝子にも組み込まれていき、今の人類の根底に ”攻撃本能” や "残虐性" が潜在するようになったと考えら
れます。石器の発明を切っ掛けに男は、身体能力の過剰なまでの "錯覚" と ”過信” から "攻撃本能" や ”残虐行為” を大いに身につけた。近年、第一次世界
大戦、 第二次世界大戦において、ノーベルが発明したダイナマイト、重火器、原子爆弾、化学兵器、生物兵器等々が大量に使用され、男よりも女のほうが
多く犠牲になった。また戦争でなくても日常生活のなかで起こる事故や事件の大半は、負の遺伝子が原因の一つになっているように思われます。
さて、米国の銃規制は本当に可能でしょうか。この負の遺伝子を持ち合わせてしまった個々人が自己と他者に対して、どう理解、認識し対処できるかと言
うことです。 各国の政治家、軍人、宗教家、一般市民皆が、この負の遺伝子をどう扱うかに掛かっています。 科学の力でこれを解決する手法を提言できる
"救世主"がこの地上に現れない限り、銃乱射事件は世界からなくならないのではないでしょうか.
(8) 極楽浄土 と 臨死体験 (Paradise Jodo and near-death experience)
2018.07.05
極楽浄土とは
仏教の教えで阿弥陀仏(あみだぶつ)の浄土のこと。西方十万億土を過ぎた所にあるという苦しみの全くない世界で、阿弥陀を念ずるものが死後迎えら
れるとされる。極楽または西方浄土とも言う想像の世界である。
臨死体験とは
人が死を迎えるとき、心肺停止のあと、わずかな時間”脳”は最後の活動をする。この時に生還できた死の寸前の体験が臨死体験である。
この体験とは、多くの人(ただし自殺者や死刑執行者等の体験者は苦痛の体験をする)は、先ず自分の死を自覚容認し、今の自分の姿を高い位置から
眺めて(体外離脱)暗いトンネルのなかを上昇し、 やがて光あふれるお花畑に辿り着き、死んだ知人・友人と出会ったり、自分の過去が走馬灯のように
見えたりした後、蘇生すると言うものです。 これは、生死の境から蘇生した人が明確に記憶していることからも心肺停止後、時間差をもって脳死に至る
ことを証明しているものです。
人の死の定義(日本赤十字社)………… 臨死体験中の生死の定義が明確でない。
● 心臓が拍動していない ● 自発呼吸をしていない ● 意識がない ● 体温がない ● 生体反応がない
【注】上記の5項目が全て当てはまると確認できても医師免許を持たない者は、頭と胴が切り離されていない限り、これを人の死と断定してはならない。
死後の世界の存在
人が想像したり、それを記憶できるのは脳活動の結果である。この想像や記憶は、その人の脳内にのみ存在するもので、決して脳以外の場所に実在する
科学的根拠はないのであり、死後の世界を第三者の目で確認することが出来ないからです。
人が想像する死後の世界も人が死滅(脳死)すると同時に消滅してしまうからであるが、私はこの想像の世界に夢を膨らませることに対して、否定する
ものではない。
神様からの贈りもの
人類をはじめ地球上の哺乳類は、弱肉強食の環境を生き延びた結果、命の終末を迎えるとき、脳内に一斉にドーパミン (dopamine)を放出し、死の恐怖
を和らげる臨死体験の方法を獲得したのである。想像の世界を膨らませて、この臨死体験を”神様からの贈りもの”と言っても良いのではないでしょうか。
3桁 と 4桁
3億6500万年前のデボン紀後期に生息していた原始的な四肢動物であるアカントステガ (Acanthostega) の指の本数が8本であったことから、4進法が
存在していてもおかしくはない。3進法については、このコーナ (2) 6進法 (歴) と7進法 (曜日) を参照して下さい。
経済至上主義が誤った方向で発展したことは言うまでもないが、それは植民地主義を生み、戦争に発展していった歴史であるからである。経済発展の裏には、多
くの貧富の格差と人種差別を生んだ事実がある。 これも弱肉強食の時代から進化した人類の歴史の延長線上にあるのだろうが、経済発展には決して打ち出の小槌
のような、富を無限に生み出す力はないことを知るべきであろう。
この打ち出の小槌を信じる人々が、株価暴落、世界恐慌を引き起こすのである。恐ろしいのは、この打ち出の小槌を信じ、経済発展の恩恵に浴する一塊の人間が
生存し続けることによって、遺伝子に変化が生じることである。 経済発展こそが正しいと認識する遺伝子に進化を遂げると、その後の世界は取り返しのつかない
"不幸"な状況に変わるであろう。
(9) 4桁 と3桁 ----数の単位
2018.09.17
数の単位について、東洋 (インドを含む)と西洋の違いを比較してみます。
4桁 による大数の単位
4 8 12 16 20 24 28 32
■万 [10 ] ■億 [10 ] ■兆 [10 ] ■京(ケイ) [10 ] ■垓(ガイ) [10 ] ■秭(シ)、𥝱(ジョ) [10 ] ■穣(ジョウ) [10 ] ■溝(コウ) [10 ]
36 40 44 48 56 64
■澗(カン) [10 ] ■正(セイ) [10 ] ■載(サイ) [10 ] ■極(コク) [10 ] ■恒河沙(コウガシャ) [10 ] ■阿僧祇(アソウギ) [10 ]
72 80 88
■那由他(ナユタ) [10 ] ■不可思議(フカシギ) [10 ] ■無量大数(ムリョウタイスウ) [10 ]
4桁 による小数の単位
-1 -2 -3 -4 -5 -6 -7
■分(ブ) [10 ] ■厘(リン) [10 ] ■毛(モウ) [10 ] ■糸(シ) [10 ] ■忽(コツ) [10 ] ■微(ビ) [10 ] ■繊(セン) [10 ]
-8 -9 -10 -11 -12 -13
■沙(シャ) [10 ] ■塵(ジン) [10 ] ■埃(アイ) [10 ] ■渺(ビョウ) [10 ] ■漠(バク) [10 ] ■模糊(モコ) [10 ]
-14 -15 -16 -17 -18
■逡巡(シュンジュン) [10 ] ■須臾(シュユ) [10 ] ■瞬息(シュンソク) [10 ] ■弾指(ダンシ) [10 ] ■刹那(セツナ) [10 ]
-19 -20 -21 -22 -23
■六徳(リットク) [10 ] ■虚空(コクウ) [10 ] ■清浄(ショウジョウ) [10 ] ■阿頼耶(アラヤ) [10 ] ■阿摩羅(アマラ) [10 ]
-24
3桁 による大数の単位
1 2 3 6 9 12 15
■da(デカ) [10 ] ■h(ヘクト) [10 ] ■k(キロ) [10 ] ■M(メガ) [10 ] ■G(ギガ) [10 ] ■T(テラ) [10 ] ■P(ペタ) [10 ]
18 21 24
■E(エクサ) [10 ] ■Z(ゼタ) [10 ] ■Y(ヨタ) [10 ]
3桁 による小数の単位
-1 -2 -3 -6 -9 -12 -15
■d(デシ) [10 ] ■c(センチ) [10 ] ■m(ミリ) [10 ] ■μ(マイクロ) [10 ] ■n(ナノ) [10 ] ■p(ピコ) [10 ] ■f(ファムト) [10 ]
-18 -21 -24
■a(アト) [10 ] ■z(ゼプト) [10 ] ■y(ヨクト) [10 ]
宇宙の認識
太陽系の惑星や銀河内の恒星までの距離を科学的に計測できなかった時代に、夜の星空を眺めた古代人の脳裏には、この宇宙をどう理解しようと想像したので
-5
しょうか。 宇宙の広がりを太陽系が属する銀河 (Galaxy) の直径10万光年、物質の最小単位を細胞 (10 [nm]-ナノメータ)と仮定し、この銀河内を細胞で満
たした場合の細胞の数はいくらになるか概算すると、
3
仮に銀河を球体とし、(4Pi/3)×(銀河の半径)^3 ≒ (4×3.141592/3)×(50000×365.2422×24×3600×300000×1000) [m3]
62
≒ 4.4427×10 [m3] (銀河の容積)
62 -5 3 77 80
この銀河に入る細胞の数は、4.4427×10 [m3] / (10 ) ≒ 4.4427×10 [個] となり、不可思議(フカシギ) [10 ] が必要になるのです。いま解って
-15 124
いる宇宙の大きさ200億光年、陽子の電荷半径 0.8751×10 [m] とすると陽子の数は。4.243×10 になります。
24
西洋式の Y[10 ] では、この宇宙の大きさを理解するには難があるように思います。
ミクロの認識
-24
ミクロの世界では、東洋・西洋ともに 10 が最小の単価です。小さい数値を2乗、3乗 すると数の単位が足りなくなるかも知れません。
マクロの実用数の単位
8~10 15~16 15
マクロの実用"数の単位"では、個人レベルでは 1億~100億 (10 )、国家レベルでも 10 (日本国の債務 一千兆円:10 円) 位あれば、生活に支障
は、きたさないのではないでしょうか。
(10) データ改ざんと企業理念 (Data tampering and corporate philosophy)
2018.10.19
企業に於ける文武両道とは
企業に於けるデータ改ざんは何故起きるのか
見えない力 (突然変異) の恐怖
西洋人の数の概念
東洋人の数の概念
『文武両道』について再考すれば、「文」と「武」共に秀でることとは、「文」を極めるには「武」により培われた強靭な身体を要し、「武」を極めるには、
「文」 により培われた論理的思考が必要不可欠でる。近年の企業活動では、「文」と「武」を分離して対処する傾向が見受けられる。また企業に於ける『文武両道』
とは如何なるものか、文武両道を社是とする企業は、その歴史が浅いほど実態のない感がある。
企業における「文」とは、最新の技術力の確保であり、「武」とは、「文」を最大限実現する実行力であるが、大事なことは、この「文」と「武」が有効に機能
するための確固たる企業理念が存在しなければならない。
第一次産業革命後、第二次産業革命を経て現在に至る経済の目覚ましい発展と同時に、世界中のあらゆる分野で「データ改ざん」が行われている現実がある。
企 業 に 於 け る デー タ 改 ざ ん:何れ発覚するが企業にとって短期的に都合の良いように改ざん、隠ぺい、歪曲を行うこと。
我が国に於ける最大のデータ改ざん:第二次世界大戦における旧日本軍の戦局の改ざん、隠ぺいの結果、原爆投下に至る大量の犠牲者を出したこと。
この改ざんは、「文」が正しく理解されず、混乱のなかで短絡的に事態を解決しようとした結果の愚行と言える。
企業経営者は、常に普遍の経営理念をもって事業を遂行しなければ、企業活動は持続し得ないことを自覚すべにであろう。企業内での技術者と技術の詳細が理解
できない経営者とが議論を重ね、正しい行動方針を出さなければならないし、場合によっては第三者の助言が必要になることもあろう。
何れにしても、企業内の技術者と経営者が真実を議論を重ねると同時に、双方に上下関係があっては最良の経営理念は生れてこないのでる。
企業の組織図で技術部門を営業部門の下に置くのではなく、対等に配置し、これらを統括する経営部門を構築し、機能する組織にすることが必要であろう。
水の同位元素 分子記号 分子量 (Molecular weight) 融点[℃](at STP) 沸点[℃](at STP) 半減期
水(軽水) H2O 1[H]×2 + 16[O] =18 0.0 100.0 Stable
重 水 D2O 2[H]×2 + 16[O] =20 3.82 101.4 Stable
三重水素 T2O 3[H]×2 + 16[O] =22 9.0 101.5 12.32年 ・三重水素は、放射性同位元素
(11) 水の同位元素・発生期の酸素 (Water isotopes and oxygen during development)
2019.02.28
水の同位元素
水(軽水)の分子を構成する "H(水素-Hydrogen)"・"O(酸素-Oxygen)" のうち、H(水素原子)が "P(陽子-Proton)" ×1・"e(電子-Electron)" ×1のものを言う。
化学記号:H2O (酸化水素)
水(軽水)の同位元素元素には、核子:H(水素原子)が "P(陽子-Proton)" ×1・"n(中性子-Neutron)" ×1"、"e(電子-Electron)" ×1 の 重 水 "D2O (D:Deuterium)、
核子:H(水素原子)が "P(陽子-Proton)" ×1・"n(中性子-Neutron)" ×2"、"e(電子-Electron)" ×1 の三重水素"T2O (T:Tritium) がある。
核子:原子核 (原子は原子核と電子で構成されている)
同位元素(Isotope):原子番号(陽子数)が同じで質量数の異なる核子で
中性子の数の異なる核子をもつもの。
放射性同位元素(Radioactive isotope);放射能をもつ元素で天然に
存在する天然放射性元素(自然放射性元素)と 人工的に製造される
人工放射性元素とがある。
重水の自然界での分布率は、0.015%であり、用途は原子炉の減速材として使われている。 減速材 (moderator):原子力発電における核分裂で放出される
中性子の速度を下げる材料を言う。
三重水素 (トリチゥム) は、原子爆弾・水素爆弾・中性子爆弾の材料に使用されているほか放射線治療にも利用されている。
発生期の酸素
イオン状態の酸素:[O] (原子量=16) 酸化力が非常に強い。
1. オゾン(ozone) :"O3 (原子量 16×3=48)" による発生 O3 → O2+[O]
2. 無声放電による発生 絶縁体の間に高電圧を印加し、絶縁破壊が起こる前にオゾンが合成される。 3O2 → 2O3
3. 過酸化水素:H2O2 (分子量 2×2 + 16×2=34) による発生 2H2O2 → 2H2O + 2×[O]
H2O2 融点:-0.43[℃]、沸点:150.2[℃]、密度:1.45[gr/cm3]
発生期の酸素の利用
1. 殺 菌 消 毒:消毒薬オキシドール (H2O2 含有量 2.5 ~ 3.5 % 水溶液)
殺菌作用:傷口に塗布すると血液中の ヘモグロビン が触媒作用し、発生期の酸素が発生し、細菌の細胞分子を酸化 (細胞破壊) することにより殺菌する。
2. 加圧ポンプ:軽量で大量の[O]が発生することから、ロケット・エンジンに燃焼材・酸化材を送るポンプ動力源として使用されていた。
体積膨張:[O] 22.4×1000 [cc/mol]、H2O2 34/1.45 [gr/mol] より、{22400/(34/1.45)}-18 ≒ 937.3 倍 (at NTP)
STP ➡
33
●46億年前 一日の時間:18,000.000 秒 ( 5時間)、 一年の日数: 1,750.00日 自転エネルギーK=3.52398×10 [J]
32
● 6億年前 一日の時間:79,200.000 秒 (22時間)、一年の日数: 398.00日 自転エネルギーK=2.02519×10 [J]
32
● 現 在 一日の時間:86,164.099 秒、 一年の日数: 365.25日 自転エネルギーK=1.53789×10 [J] 86164.098903691[秒]
年平均自転エネルギー (46億年前 )
24 10 -7
M:5.9726×10 [Kg] r:6.371×10 [m] f:(2×pie) /(365.25[日] × 18000 [秒] ) ≒ 9.5569×10 より、
2 2 24 10 2 -7 2 33
K=M×r ×ω [Joule] = 5.9726×10 × (6.371×10 ) × (9.5569×10 ) = 3.52398 ×10 [J]
33 10 2 12
年平均 質量消滅量 (エネルギー換算) =3.52398×10 /(2.998×10 ) = 3.92076×10 [ton] …………… M(magnitude)=19.61647
2 33 8 23
▶消費した一年間のエネルギー E=mc より、 E=(3.52398 ×10 )/ 46 ×10 [年] = 7.66083×10 [J]
23 21 16 13
7.66083×10 [J]/365.25=2.09742 ×10 [J/日] = 8.7393 ×10 [KWh] ……… 2020年全世界年間発電量 (2.6023×10 [KWh]) の 3358.3 倍
-
年平均自転エネルギー ( 6億年前 )
24 10 -7
M:5.9726×10 r:6.371×10 [m] f:(2×pie) /(365.25[日] × 79200 [秒] ) ≒ 2.17202×10 より、
2 2 24 10 2 -7 2 32
K=M×r ×ω [Joule] = 5.9726×10 × (6.371×10 ) × (2.17202×10 ) = 2.02519 ×10 [J]
32 10 2 11
年平均 質量消滅量 (エネルギー換算) =1.82024×10 /(2.998×10 ) = 2.02514×10 [ton] …………… M(magnitude)=18.3068
2 32 8 22
▶消費した一年間のエネルギー E=mc より、 E=(2.02519 ×10 )/ 46 ×10 [年] = 4.40239×10 [J]
22 20 15 13
4.40239×10 [J]/365.25=1.20531 ×10 [J/日] = 5.0221 ×10 [KWh] ……… 2020年全世界年間発電量 (2.6023×10 [KWh]) の 192.9 倍
年平均自転エネルギー ( 現 在 )
24 10 -7
M:5.9726×10 [Kg] r:6.371×10 [m] f:(2×pie) /(365.25[日] × 86164 [秒] ) ≒ 1.99647×10 より、
2 2 24 10 2 -7 2 32
K=M×r ×ω [Joule] = 5.9726×10 × (6.371×10 ) × (1.99647×10 ) = 1.53789 ×10 [J]
32 10 2 11
年平均 質量消滅量 (エネルギー換算) =1.53789×10 /(2.998×10 ) = 1.71105×10 [ton] …………… M(magnitude)=18.2580
2 32 8 22
▶消費した一年間のエネルギー E=mc より、 E=(1.53789 ×10 )/ 46 ×10 [年] = 3.34324×10 [J]
22 19 15 13
3.34324×10 [J]/365.25=9.1533 ×10 [J/日] = 3.8139 ×10 [KWh] ……… 2020年全世界年間発電量 (2.6023×10 [KWh]) の 146.6 倍
この結果から、自転エネルギーの消費が増大していることが解かる。(0.29862<0.71318) 「潮汐作用」による月の公転エネルギー増加分 が地球自転エネルギー減少
の要因であると考えられる。
ビッグバン「big Bang」により宇宙が誕生し、およそ46億年前に近傍の恒星が超新星爆発を起こし、衝撃波がこの太陽系に達して角速度が与えられた。これに
より、自転を始めた原始の地球が誕生してから、1億5千万年経った時、火星と木星の間にある小惑星帯から木星の巨大な引力の影響等により、火星と同程度の
惑星が地球に接近し掠(かす)めるように衝突した。 ----ジャイアント・インパクト--- この「Giant impact」の結果、地球のマントルの一部が宇宙空間に飛
び出し、地球の引力圏外の物質が衛星 (satellite) となり、原始の月が誕生した。(仮説の一つ) この時の衝撃により、現在の地球の自転が始まった。
地球の自転速度に影響する要因は、潮の干満・海流・マントル対流とM7.0以上の地震・太陽熱の影響を含む大気の移動・地球潮汐 (地殻の上下) によるものと地
球の自転エネルギーを「潮汐作用」を通じて月が受けとっているため、月はしだいに地球から遠ざかり (約3cm/年) 自転エネルギーを消費しているのです。
●潮 の 干 満;月の引力による潮汐作用
●海 流:自転の反作用による赤道海流と南北に分流する海流 (北赤道海流、黒潮、北太平洋海流、カリフォルニァ海流、メキシコ湾流、北大西洋海流、
インド洋海流、南太平洋海流、南大西洋海流、ペルー海流、ラブラドル海流、東グリーンランド海流、南極海流)
●大気の移動:自転の反作用による貿易風と偏西風 (北東貿易風、北半球偏西風、南東貿易風、南半球偏西風、南北極偏東風、極循環、フレネル [ロスビー]
循環、ハドレー循環)
(12) 地球の自転エネルギー (Earth's rotation energy) 参考文献:Wikipedia
2019.07.04
1. 自転の起源
2. 自転速度と一年の日数
3. 自転速度減少の要因
4. 地球の自転エネルギー
2 2 2
K=(1/2)×I×ω =(1/5)×M×r ×ω [Joule] ω=2×pie×f
5. 自転エネルギーの変化
原始の地球が誕生した頃の一日の時間は約5時間・一年の日数は1750日、6億年前では一日が22時間・一年が398日位であった。 この頃の一年400日説には
根拠があって貝類の化石から昼と夜、夏と冬の成長差を調べた結果明らかになっています。 原始地球から自転速度は徐々に減少し、現在の一日の長さは国際地球
回転・基準系事業(IERS)によって、86,164.098 903 691秒 (23時間56分4.098 903 691秒)、一年の日数は365.25日と定められています。
K:運動 (自転) エネルギー[J] I:慣性モ-メント[Kg・m] M:地球の質量[Kg] r:地球の半径[m] ω:角速度[rad/sec] f:周波数[Hz]
24 10 -5
ここで、M:5.9726×10 [Kg] r:6.371×10 [m] f:1/365.25[日] × 86164.098903691[秒] ≒ 1.16058×10 とすると、
24 10 2 -5 2 32
K=(1/5)×5.9726×10 ×(6.371 ×10 ) ×(2×3.141592×1.16058 ) ≒ 1.93257×10 [J]
このエネルギーは、出力100 [万KW] の原子力発電所1000基分、1000年間稼働の発電電力量、
19 32 19 12
1000[基]×10^6[KW]×3600[秒]×24[時間]×365.25[日]×1000[年] ≒ 3.15576×10 [KW] の 1.93257×10 /3.1558×10 ≒ 6.123594×10 ⇒
32 10 2 8
約 6.123 兆倍 に相当します。このエネルギーは、1.93257×10 [J]/(2.998×10 [m/sec]) ≒ 2.15017×10 [ton] (2.15 [億ton]) の質量の消滅
(地球質量の 3600 億分の1) に相当します。 ⇒ (3) Albert Einstein の特殊相対性原理 参照。
マグニチュードについて logE=4.8+1.5M E:地震波として検出されたエネルギー[J(ジュール)]
M:マグニチュード (magnitude)
4.8+1.5M
上式より、E=10 [J]、 M=(log E-4.8)/1.5 であるから、地球の自転エネルギー
29
E=2.5789×10 [J] をマグニチュードで表すと、
32
M=[(log 1.93257×10 )-4.8]/1.5 ≒ 18.3241 になります。
6. 地球の歳差運動
歳差運動とは、地球のように自転している物体の回転軸が、円をえがくように振れる現象を言う。 これは、主に「Giant impact」により、回転軸をひねるような
向きのトルクが加わると地球の自転軸は円を描くような運動になる。この運動の周期は 25800 年である。21世紀現在の北極星は、こぐま座アルファ星 "ポラリス"
であるが歳差周期の範囲内で北極星は、その都度変化していく。
メキシコ湾流とは ・・・・ 大西洋の北赤道海流に起源を持ち、カリブ海・フロリダ
海峡を経て北米大陸東岸を北上し、イングランド南西部でその一部が海底に降下
(4000万トン/秒)し、地球の自転の影響を受けて北米大陸東岸の海底を南下、
南米大陸東岸を南下し南端のホーン岬の海底から太平洋に入り、マリアナ海溝付
近で消滅する大海流である。このサイクルは 2000年と推定されている。
メタン・ハイドレートとは・・・・ 海洋生物の死骸が海底の海嶺付近の熱水と水圧
の条件下で生成されたもの
2
衝突のエネルギーE=(1/2)・M・v [J]
3 12 13
M=[(π/6)×d ]×3.0=[(3.14159/6)×10 ×3.0=1.5708×10 [g]
4 2 8 21
v=2×10 v=4×10 E=3.14159×10 [J]
21
M=(logE-4.8)/1.5=[log(3.14159×10 )-4.8]/1.5=11.1314
30
電気エネルギーに換算すると、3.14159×10 /1000/3600
23
=8.7266×10 [KWh]
マウナロア観測所 (米国ハワイ州) では、1957以来、大気中の二酸化炭素濃度
を連続して測定し、当初 305 ppm から 2020年には、410 ppm に上昇する
と予測している。
3
ppm:parts per million (百万分の一) 1 ppm=1cc / m
3 3
ppb:parts per billion (十億分の一) 1 ppb=1mm / m
・二酸化炭素 (CO2) ・メタン (CH4) ・亜酸化窒素 (N2O)
・ハイドロフルオロカーボン類 (HFCs) ・パーフルオロカーボン類 (PFCs)
(13) 全球凍結と海洋蒸発 参考文献:Wikipedia
2019.07.26
現在の地球では温暖化による急激な気温の上昇が懸念されている。この気温上昇の原因
の一つに化石燃料の大量消費、森林伐採、焼畑農業等があり、大気中に温室効果ガスCO2
を放出している。
気候変動の影響は、甚大な暴風雨被害、河川の氾濫、土砂災害、海面上昇による浸水、
農作物被害等生活環境に負の効果を与えている。
温室効果ガス:京都議定書 (1997) における排出量削減対象となっているもの ⇒
第3回気候変動枠組条約締約国会議 (地球温暖化防止京都会議:OP3)
ハイドロフルオロカーボン類:フロン類
● 気候変動 (Climate change)
● 二酸化炭素の行方 (Whereabouts of carbon dioxide)
● 全球凍結 (Snowball Earth)
地球誕生以来、現在に至る間に繰り返し低温の氷河時代を繰り返している。最近の一万
年は氷河時代のなかでも比較的温暖な間氷期にあると言われている。これに対しヒューロ
ニアン氷河時代 (24.5~22 億年前)、スターチアン氷河時代・マリノニアン氷河時代(7.3
~6.35 億年前)では、厚さ 1000 m の氷で地表全体が覆われた全球凍結の氷河時代があ
った。これは、太陽光吸収と地球から宇宙空間に放出される輻射熱とのバランスで温暖化
と寒冷化を繰り返している。
全球凍結からの脱出できたのは、火山噴火による噴出した二酸化炭素の蓄積 ・・・・ 凍結
による海洋消滅で CO2 の海底固定がなかったので 2000 年位で CO2 濃度が現在の 400
倍になり、平均気温が 40 ℃ に上昇した結果、氷が溶け始めたのである。
2
太陽光エネルギー:太陽定数=1366 [W/m ]
実務で使用する場合は、この定数に大気透過率・雲量係数を考慮する。
原始の地球では、太陽定数は現在の 70% 程度でした。今も1%/1億年の
割合で増加している。
4 4
宇宙空間への放射熱:I=ε σ(T1-T2 )
I:放射発散度 (絶対温度差の4乗に比例する)
ε:放射率
T:熱力学温度 [K] (絶対温度)
● 恐竜の絶滅 (Extinction of dinosaurs)
6600万年前に直径10 Kmの隕石が米国ユカタン半島に落下した。地球に衝突したとき
の速度は約20 Km/秒 (時速72,000 Km)、隕石の平均密度を 3.0 とすると衝突のエネ
30
ルギーは、6.28319×10 [Joul]、magnitude=11.1314
⇒
この衝突により高さ 300 m の津波発生と気温上昇、膨大な量の粉じんが地球全体を長
期間覆いつした結果、太陽光を遮り植物が死滅し、恐竜やアンモナイトは姿を消し、ネズ
ミのような小型哺乳類が辛うじて生き延び、現在の人類が存在しているのです。
● 海洋蒸発 (Ocean evaporation)
46 億年前の地球誕生後、おそらく 40~38 億年前に直径 400Km の小惑星が地球に
衝突した。 衝突の速度は、時速 70,000Km、 隕石の平均密度を 3.0 とすると衝突の
38
エネルギーは、2.46299×10 [Joul]、magnitude=13.3345
⇒
この衝突の直前に巨大な運動エネルギーにより、小惑星の表面は溶融し衝突直後に高さ
1000 Km を超える地殻津波が発生、10,000 ℃ を超える岩石蒸気が約1日で地球表面を
覆い尽くした。海水は 5cm/秒 の 速さで蒸発し、この高温のため酸素 (O2)と水素 (H2)
に分解され、水素 (H2) は、一部が宇宙空間に放出された。この岩石蒸気は数年間存在した
後、冷却が始まり 1000 年間 降り続いた豪雨の後、海洋は復元した。
2
衝突のエネルギーE=(1/2)・M・v [J]
3 5 3
M=[(π/6)×d ]×3.0=(3.14159/6)×(4×10 ) ×3.0
16
=3.35103×10 [Kg]
2 7 2 8 24
v=[(7×10 )/3600] =3.78086×10 E=6.33489×10 [J]
24
M=(logE-4.8)/1.5=[log(6.33489×10 )-4.8]/1.5=13.3345
35
電気エネルギーに換算すると、1.90045×10 /1000/3600
28
=5.27903×10 [KWh]
大気中の二酸化炭素を含む空気は海面から海中に取り込まれ、海流に乗り、その一部は
海底に辿り着く。深海の温度・圧力条件で二酸化炭素は水と化合して二酸化炭素ハイドレ
ート (CO2・nH2O) になるが詳しいメカニズムはまだ解明されていない。
大気中の二酸化炭素を大量の電力を使って6000m以上の深海に圧送し人工的に CO2 ハ
イドレートを作り、温暖化対策に活用する計画もあるようだが地表の植物が消費するCO2
の何分の一が固形化できるかである。
日本の近海に多く存在が確認されているメタン・ハイドレートを将来のエネルギー源と
して採掘し、合わせて二酸化炭素ハイドレート化を行う計画もある。
(14) 太陽光エネルギー(Solar energy) 太陽定数と直達日射量 参考文献:理科年表、Wikipedia
2020.02.10
+
● 核融合反応:4H → 2He + 2e + neutrino + energy ※ H (水素) が He (ヘリウム) に変わる反応。
+
e :陽電子 (positron) ……… 電子の反粒子で絶対量が電子と等しいプラスの電荷を持ち、電子と等しいあらゆる特徴(質量やスピン
角運動量 ) を持つ陽電子は陽子過多により不安定な原子核の β 崩壊により生成される。 もしくは、
1.022 [MeV] 以上のエネルギーの電磁波と電磁場の相互作用により対生成される。
核融合によって水素からヘリウムが生成されると、重力によって重いヘリウムは星の中心へと向かい恒星の芯になる。これに対し水素は
外殻部で核融合を続けるが、必然的に恒星の芯はヘリウムばかりになり、重力の提供源になるが、核融合の主役である水素は徐々に減少
する。水素の大部分が使い尽くされた時点で、恒星は核融合の継続が難しくなり、恒星が十分な質量を持たない場合は、圧力や温度が上
がらず、ここで核融合を終え、元素の合成も終わる。
● 太 陽 黒 点:太陽の表面に存在し、黒い斑点として観測される部分、太陽表面の温度より 1000 [℃] から 1500 [℃] 程度と低いために黒く見える。
黒点は中央の暗部とそれを取り巻く半暗部で構成されており、半暗部のほう が暗部よりも温度が高い。これは太陽フレア (Solar flare)
と言う太陽表面で発生する爆発現象によるものです。 (太陽活動周期:11年)
● 太陽フレァ:爆発の大きさは通常 1~10万km 程度であり、エネルギーは水素爆弾 10万 から 1億個 と同等である。 100万 [℃] のコロナプラズマ
は数千万 [℃] にまで加熱され、多量の非熱的粒子 (10 [KeV] ~ 1 [MeV] の電子や 10 [MeV] ~ 1 [GeV] の陽子 )に加速されて衝撃
波やプラズマ噴出が発生し、磁気嵐として地球に降り注ぐことがある。
● 活 動 終 期:63億年後には中心核で燃料となる水素が使い果たされ、中心核ではなくその周囲で水素の核融合が始まるとされる。76億年後には中心核
の温度は約 3億 [K] にまで上昇し、ヘリウムの燃焼が始まる。中心核では水素とヘリウムが2層構造で核融合反応を始める結果、主系列
段階よりも多くの水素とヘリウムが消費されるようになる。 最終的に太陽は現在の 200倍 から 800倍 にまで巨大化し、膨張した
外層は現在の地球軌道近くにまで達すると考えられる。 赤色巨星 ( 赤色超巨星 ) の段階に続いて太陽は 脈動変光星 へと進化し、これ
によっの物質が四方八方へと放出されて惑星状星雲を作り、10~50万年 にわたってガスを放出する。 その後、太陽は白色矮星となり
何十億年にもわたってゆっくりと冷えていき、120億年後には収縮も止まる。
■ 恒星"太陽"概要
1. 太陽の年齢:約 46億 歳(寿命 約170億 歳)
2. 太陽の組成:水素 (73.46%)、ヘリウム (24.85%)、酸素・炭素・鉄・ネオン他 (1%未満)
3. 太陽の輝度:視等級 -26.75等星、絶対等級 4.8等星 (10 パーセクの距離から見た明るさ)
(1 Parsec = 3.26156 光年)
8
4. 太陽の公転:2.2×10 年 (2.2 億年)……… 銀河 (Galaxy) を一周する時間
公転半径:26100光年 ……… 銀河 (直径 約10万光年) の中心からの距離
公転速度:公転距離/公転時間
8
公転距離=2×pie×26100光年=2×3.141592×26100×(2.9983×10 )×365.25×24×3600
21
=1.55151×10 [Km]
8 15
公転時間=2.2×10 ×365.25×24×3600=6.94267×10 [秒]
21 15 5
公転速度=1.55151×10 / 6.94267×10 = 223.457 [Km/秒] =2.23457×10 [m/秒]
2 30 5 2 40
公転エネルギー ……… (1/2)mv =(1/2)×1.9891×10 × (2.23457×10 ) =4.96578×10 [J] ……… M(magnitude)=23.93066
5. 太陽の自転:27日06時間36分 ……… 赤道付近、 28日04時間48分 ……… 緯度30°付近
30
6. 太 陽 概 要:直径 1,392,000[Km] (地球の 109.2倍)、質量 1.9891×10 [kg] (地球の質量の 33.34万倍)
7. 太 陽 活 動:表面(光球)の温度:約 5500 [℃](5772 [K] )、中心の温度:約 1570万 [K] K:Kelvin (絶対温度) 0 [℃] = 273.15 [K]
フレァの右の 小円 が 地球 の大きさを表す
■ 太陽定数(Solar constant) から全太陽放射エネルギーを求める
8 8
1. 地球の公転半径を半径とする球面の表面積S0を求める。 近日点距離:1.471×10 [km]、遠日点距離:1.521×10 [km]
11 2 11 2 23 2
地球の平均公転半径:1.495978707×10 [m]より、S0=4πr ≒ 4×3.14159265×(1.496×10 ) = 2.81237×10 [m ]
2. 太 陽 定 数:地球の大気の上端で、太陽からの放射線に対して垂直な面における単位面積・単位時間当たりに受けるエネルギー(仕事率)で、
3 2 3 2
約 1.366×10 [W・sec/m ]= 1.366×10 [J/m ] である。
直達日射量:太陽から地球に入射するエネルギーの 約 20% は大気及びそこに含まれる水蒸気などで宇宙空間に反射され、地表面に到達するのは残りの約 80%
3 3 2
である。 直達日射量≒1.366×10 ×0.8 = 1.09×10 [W/m ]
更に地表面が単位面積当りに受け取るエネルギーは緯度と季節及び時刻によって変化する太陽光の入射角によって決まる。 入射角の実務例 ⇒
3. 地球全体が受ける日射量
14 2
地球の楕円断面積:πab=π×赤道半径×極半径=3.14159265 × 6378.137 [Km] × 6356.752 [Km] = 1.27373 × 10 [m ] より、
扁平率f:(赤道半径-極半径)/赤道半径 1/f= 298.257222101
3 14 17
日射量 (1秒間):1.366×10 ×1.27373×10 ≒ 1.73992×10 [J/sec]
6 3 16
● 100万KW原子力発電所一年間の発電量:10 ×10 ×3600×24×365.25 = 3.15576×10 [J] の
17 16
1.73992×10 /(3.15576×10 ) ≒ 5.513 [基/年] 分です。
17 マグニチュード ⇒
● マグニチュードで表すとE0 = Log (1.73992 ×10 -4.8)/1.5 ≒ 11.49 [/sec]
4. 全太陽放射エネルギーE0 [J/sec]
3 23 26 26
E0=1.366×10 × 2.81237 ×10 = 3.8417 ×10 [W・sec] = 3.8417 ×10 [J/sec]
26 34
● E0 一 年 間 の発生エネルギー:3.8417 × 10 ×3600 × 24 × 365.25 = 1.21235 ×10 [J]
2 34 8 2
● E0 一 年 間 の質 量 の 消 滅:m=E0-Year/c = 1.21235 × 10 /(2.998 × 10 )
17 3
≒ 1.34885×10 [g] ≒ 1.34885 ×10 [億 ton/年]
3
≒ 4.274 × 10 [ ton /sec]
34 8 42
● E0 一億 年間 の発生エネルギー:1.21235 × 10 ×10 = 1.21235 ×10 [J]
34 8 2 44
● E0 100億年間の発生エネルギー:1.21235 × 10 ×10 × 10 = 1.21235 ×10 [J]
5. 太 陽 活 動1秒 間 の 放 射 エネルギー
6 3 16 26 16
● 100万KW原子力発電所一年間の発電量:10 ×10 × 3600× 24× 365.25 = 3.15576 ×10 [J] の 3.8417×10 / (3.15576×10 )
…………… …………… ………… ………… ≒ 121.7 [億 基/年] 分です。
26
● マグニチュードで表すとE0=Log(3.8417×10 -4.8)/1.5 ≒ 14.4648
4.8-1.5M 18
● マグニチュード M=9.0 の巨大地震波エネルギーEeq:Eeq=10 = 1.99526 ×10 [J] の
26 18
…………… 3.8417 ×10 /( 1.99526 ×10 ) ≒ 1.925 [億 回] 分です。
13 17
● 世界最大の水素爆弾 (ツァーリ・ボンバ) :8.998 ×10 × 0.68 × 3300 = 2.01915 ×10 [J] の ………… このコ-ナ (3) 参照。
26 17
…………… 3.8417 ×10 /(2.01915 × 10 ) ≒ 19.03 [億 個] 分です。
(15) 発汗(Sweat) と 不快指数(Discomfort Index)・暑さ指数(WBGT) 参考文献:理科年表、Wikipedia
2021.09.21
23
■ mol (モル) (物質量):6.02214076×10 (アボガドロ定数)の要素粒子又は要素粒子の集合体(組成が明確
にされたものに限る)で構成された系の物質量にされたものに限る)で構成された系の
物質量。
■1mol の水 (H2O) の質量:(1×2)+16=18[g]
■1[Kg] の水の標準蒸発エンタルピー = (1000/18)×44[KJ] =2444.444 [KJ]
1[Kcal]=4.18 [J] (at 15[℃]) より、 2444.44/4.18 = 584.795 [Kcal]
■1[Kg]の水が地上で蒸発し、1000[m]の上空で雲になり、凝縮して雨となって地上に戻るときのエネルギ-
変化は、① 地上で蒸発 :水蒸気:584.795 [Kcal]+位置のエネルギー:0{J]
② 上空で雲になる:584.795 [Kcal]+位置のエネルギー:
2
mgh=1[Kg]×9.8[m/sec ]×1000[m]=9800[J]=2344.4976[Kcal]
③ 上空で雨になる:水滴 0.0 [Kcal]+位置のエネルギー 2344.4976[Kcal]
④ 地上に落下する:水滴 0.0 [Kcal]+位置のエネルギー 0.0 [Kcal]
物 質 分子式 ΔvapH°/kJ mol
フッ化水素 HF 28.7
四塩化炭素 CCl4 32.5
メタノール CH3OH 38.0
エタノール C2H5OH 42.6
水 H2O 44.0
ギ酸 HCOOH 46.2
酢酸 CH3COOH 52.2
■ 汗(Sweat)とは
汗(あせ)とは、哺乳類が皮膚の汗腺から分泌する液体である。およそ 99%が水であるが、さまざまな溶解固形物(主に塩化物)も含む。 o-クレゾー、
p-クレゾール、および少量の尿素などの化学物質もしくは芳香化合物も含まれている。汗を分泌することを発汗(sweating)という。
■ 蒸発熱(Heat of evaporation)=標準蒸発エンタルピー(Standard enthalpy of vaporization) ΔvapH°/[kJ]
1954年(昭和29年)アメリカの Yaglou と Minard が暑さ指数 (WBGT) を提案。
1975年(昭和50年)ASCM(アメリカスポーツ医学会)が暑さ指数 (WBGT) を用いた長距離走の指針を公表。
1982年(昭和57年)暑さ指数 (WBGT) がISOにより、国際基準として位置づけられた。
1994年(平成 5年)(財)日本体育協会が「熱中症予防の原則およびガイドライン」を発表し、スポーツ活動中の熱中症事故予防に関する呼びかけを始めた。
2006年(平成18年)環境省「熱中症予防情報」サイト開設、web上で国内各地の暑さ指数 (WBGT) の情報を提供する仕組みを本格的に運用開始しました。
2008年(平成20年)日本生気象学会が「日常生活における熱中症予防指針」を公表した。
2011年(平成23年)環境省「熱中症予防情報」サイト、情報提供地点を約150箇所に拡大。
2013年(平成25年)環境省「熱中症予防情報サイト」、情報提供地点を約840箇所に拡大。
2020年(令和 2 年)環境省と気象庁は、関東甲信地方を対象に、暑さ指数の予測にもとづいた「熱中症警戒アラート」の試行を実施した。
2021年(令和 3 年)環境省と気象庁は、全国を対象に暑さ指数の予測にもとづいた「熱中症警戒アラート」の運用を開始した。
■ 不快指数 DI (Discomfort Index)または THI (temperature-humidity index)
DI=0.81 Td+0.01 H× (0.99 Td-14.3) +46.3
ただし、Td:乾球温度(気温) [℃] H:湿度 [%]
Discomfort Index は Earl Crabill Thom が1957年に発表した。
■ 暑さ指数(WBGT) Wet-Bulb Globe Temperature(湿球、黒球温度:[℃])
直射日光のある屋外……… WBGT(℃) =(0.7×湿球温度)+(0.2×黒球温度)+ (0.1×乾球温度)
直射日光のない屋内……… WBGT(℃) =(0.7×湿球温度)+(0.3×黒球温度)
暑さ指数 基 準 注 意 事 項 生活活動に於ける危険性 予防の運動指針
31℃ 以上 危険 外出は、なるべく避ける 高齢者は安静状態でも高い 運動は原則中止
28~31℃ 厳重警戒 外出時は炎天下を避ける 日常生活で起こる 激しい運動は中止
25~28℃ 警戒 運動や激しい作業では十分な休息を 掃除などの活動で起こる 積極的に休息をとる
21~25℃ 注意 激しい運動や重労働では危険 ほぼ安全、重労働時に起こる 積極的に水分・塩分の補給が必要
21℃ 未満 ほぼ安全
DI: 55 以下 寒い
DI: 55 ~ 60 肌寒い
DI: 60 ~ 65 何も感じない
DI: 65 ~ 70 快い
DI: 70 ~ 75 暑くない
DI: 75 ~ 80 やや暑い
DI: 80 ~ 85 暑くて汗が出る
DI: 85 以上 暑くてたまらない
① 気化熱:584.795 [Kcal] を周囲から得る。(太陽光エネルギー)
② 位置のエネルギーの供給源は、太陽光エネルギーと地球自転エネルギーによる気流
③ 凝縮熱:584.795 [Kcal] を放出する
④ 位置のエネルギー 2344.4976[Kcal] は、大気との摩擦熱・空気振動と地上到達時の衝突熱・空気振動で消費される
■参考:台風 (雨雲) のエネルギー
2
半径 300[Km]の範囲に雨量:30[mm/hour]の雨を 三日間 降らせる平均高度1500[m]の雨水のエネルギーは、 m=π×300000 ×0.03×3×24
2 10 15 15
g=9.8[m/sec ]、 h=1500 より、mgh=3.141592×9×10 ×0.03×3×24×9.8×1500=8.977665×10 [J] ≒2.1477×10 [Kcal]
15
マグニチュードで表すと:{log(8.97766×10 )-4.8}/1.5≒7.435 (阪神淡路大震災 M=7.3 の 1.59 倍)
海水温の変化は、
15 12
{100×(2.1477×10 )/(3.141592×9×10 )/(24×3)×0.1≒1.7737[℃] (1時間当たりの冷却温度:ただし、海水の深さ 0.1[m]の場合)
この降雨で落差100[m]の水力発電(ペルトン水車効率:0.6、機械効率:0.9、発電機効率:0.9)による発電量は、mgh×(0.6・0.8・0.9)
2 14 7
=pie×300000 ×0.03×3×24×9.8×100×0.6×0.9×0.9 [J] ≒ 2.9087×10 [J] ≒ 8.0798×10 [KWh] (出力100万KWの発電設備 80時間 稼働分)
(16) 地球のマントル対流エネルギー 参考文献:Wikipedia 他
2023.04.26
■プレートテクトニクス(plate tectonics)
1960年代後半以降に発展した地球科学の学説で地球の表面が、何枚かの固い岩盤(「プレート」と呼ぶ)で構成されており、このプレートが互いに動くことで大陸
移動などが引き起こされると説明される。従来の大陸移動説・マントル対流説・海洋底拡大説など基礎として、[プレート]という概念を用いることでさらに体系化し
た理論で、地球科学において一大転換をもたらしたもので、プレート理論とも呼ばれる。
地球の (半径約6,378Km) の内部構造を物質的に分類すると
1.深さ 約 5~ 40Km : 地殻--剛体
2.深さ 約 40~ 670Km : 上部マントル - 最上層、低速度層(アセノスフェア、岩流圏)、遷移層--剛体
3.深さ 約 670~2700Km : 下部マントル - メソスフェア(固い岩石の層)--剛体
4.深さ 約2700~2900Km : マントルD層 - メソスフェア(固い岩石の層)--剛体
5.深さ 約2900~5400Km : 外核(外部コア)(鉄を主成分としたニッケルとの合金)--液体
6.深さ 約5400~6378Km : 内核(内部コア)(鉄を主成分としたニッケルとの合金)--剛体
プレートは、その下にあるアセノスフェアの動きに乗って、おのおの固有な運動を行っている。アセノスフェアを含むマントルは、定常的に対流しており、一定の
場所で上昇・移動・沈降している。プレートは、その動きに乗って移動しているが、プレート境界部では、造山運動、火山、断層、地震等の種々の地殻変動が発生
している。
アセノスフェア (asthenosphere):地球のマントルを力学的性質で分類したうち、リソスフェア(プレート)とメソスフェアの間の部分。上部マントル中に位置し、
岩流圏ともいう。深度100Km~300Kmの間にある。 地震波の低速度域であり、物質が部分溶融し、流動性を有している。低
速度域のみが アセノスフェア とされるが、場合によっては下限を660Kmの面と考える説もある。
■ヴェーゲナーの大陸移動説
アルフレート・ロータル・ウェーゲナー(Alfred Lothar Wegener):ドイツ帝国の気象学者(1880.11/11生~1930.11/2 もしくは
11/3没) 1912年ウェーゲナーは、大陸移動説を提唱した。この説の発端となったのが、南アメリカ大陸東側の地形とアフリカ大
陸西側地形が類似していることを発見し、もとは一つの大陸であったものが分裂して現在に至ったとする移動説を両大陸の地質学、
動植物の生息状況を検証して提唱した。この移動説を私が知ったのは、1959年(昭和34年)高校3年の地学の授業で、この説は
仮説だと言うことでした。それは、大陸を移動させるためのエネルギー源が何であるかが説明できなかったからです。
1912年の発表当時、大陸を動かす力として、赤道部分のふくらみから生ずる引力や潮汐力が考えられたが、どれも大陸を動かすに
は小さすぎたのである。1928年にアーサー・ホームズは、グラスゴーで開かれた地質学会における講演において、地球内部(マン
トル上部)における熱対流を想定することでこの問題が解決できることを示唆した。1958年、オランダの地球物理学者フェリック
ス・ベニング・マイネスが地球上の造構造作用をこの立場から論じたのに始まり、海洋底拡大説へ発展した。さらにプレートテクト
ニクスやプルームテクトニクスが提唱されることになった。
Alfred Lothar Wegener
地質調査でグリーンランド探査中
に遭難し、過労で凍死した。
ゴンドワナ大陸 (gondwana) は、プレートテクトニクスにおいて、過去に存在したと考えられてい
る超大陸。名前の由来はインド中央北部の地域名で、サンスクリットと語で「ゴンド族の森」を意
味する。現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸、インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸や
アラビア半島、マダガスカル島を含んだ、巨大な大陸であった。
ゴンドワナ大陸は、今から約2億年ほど前から分裂を始め、中生代白亜紀末(6500万年前)には
アフリカから南米、南極、インド、オーストラリア の各プレートが離れたと考えられている。
このゴンドワナ大陸は、約6億年前に、パノティア大陸が分裂して誕生した。北半球の低緯度地域
から南極まで広がっていた。 石炭紀に当たる、約3億5000万年前から3億年前には、地球が寒冷化
したため南極とその周辺に大規模な氷河が発達した。しかし、それ以外の時期はおおむね暖かかっ
たため、氷河は存在しなかった(これはゴンドワナ大陸南部が南極にあったことで氷河が発達して
寒冷化をより進行させ、 後に ゴンドワナ大陸が北に移動して南極から離れたことなどもあって氷
河が消え、温暖化をより決定づけたとも言える)。
■大陸の誕生
地質時代の名称 (億年)
冥 王 代( 46~40 )
太古累代( 40~25 )
原生累代( 25~5.41)
顕生累代(5.41~0 )
:地球誕生・大陸と海の誕生・初期の生命
:原太古代(40~36)・古太古代(36~32)・中太古代(32~28)・新太古代(28~25)---原始的植物の出現
:古原生代(25~16)・中原生代(16~10)・新原生代(10~5.41)---原始的な動物の時代
:古生代---カンブリア紀 (5.41~4.85) 最古の魚類化石、陸上植物の出現
---オルドビス紀 (4.85~4.44)
---デ ボ ン紀 (4.19~3.59) 両生類の出現、上陸
---石 炭 紀 (3.59~2.99) 爬虫類、哺乳類の祖先が出現
---ベ ル ム 紀 (2.88~2.52) 大型の肉食、草食動物が増加
中生代---三 畳 紀 (2.52~2.01) 爬虫類の多様化、恐竜の出現
---ジ ュ ラ紀 (2.01~1.45) 鳥類の出現
---白 亜 紀 (1.45~0.66) 恐竜の最大多様化
新生代--- (0.66~0 ) 哺乳類の多様化、人類の出現
■マントル対流と海嶺
マントル対流とは地球のマントルの深部から表面近くまで達する大規模な熱対流のことである。表面地殻(海洋プレート) の移動速度は、数cm/年位で大陸と衝突す
るところで地球内部に潜り込み、地震、造山活動を繰り返している。 この対流の湧き出すところが海嶺である。またマグマの吹き出すところがホットスポットである。
造山活動:ヒマラヤ山脈 ………
アンデス山脈 ………
海 嶺:大西洋中央海嶺 ……
東太平洋海嶺 ………
ホットスポット:ハワイ諸島……
天皇海山群……
ユーラシアプレートとインド・オーストラリアプレートの衝突によって形成された周辺の山脈である、カラコルム山脈、
ヒンドゥークシュ山脈、天山山脈、崑崙山脈などを含む。
太平洋プレートと南アメリカ大陸西部の衝突によって形成された南アメリカ大陸の西側に沿って、北緯10度から南緯50度まで
南北7500Km、幅750Kmにわたる世界最長の連続した褶曲山脈である。
大西洋中央部を南北に貫く海嶺で、スバールバル諸島の西の北極海からアイスランド・アゾレス諸島を経て大西洋のほぼ中央を
南北に走り、大西洋南部のブーベ島付近で南西インド洋海嶺及び南アメリカ南極海嶺に繋がっている。
南極海から太平洋にかけて延びる太平洋の中央海嶺。 ニュージーランド南方のマッコーリー島の南の南極海から、東方向に延び
イースター島、ガラパゴス諸島の西を北に延び、カリフォルニア湾まで続く。南部は太平洋南極海嶺とも呼ばれる。
一直線に並ぶハワイ諸島は、ホットスポットによる火山形成とプレート(太平洋プレート)の移動によって成立した。 さらに
北西には水没した火山(海山)も連なっており、ハワイ-天皇海山群を形成している。
北端はカムチャツカ半島の根元に至り、南端はハワイ海山群(主要なものは水面上に出てハワイ諸島を形成する)に繋がってい
る。海山は火山岩で構成されており、北に行くほど形成年代が古くなっている。
■カルデラ噴火(破局噴火)
破局噴火は、地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火形式を表す用語。地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となるものを指す。 なお、正式な学術用語と
しては ウルトラプリニー式噴火(英語: Ultra Plinian)、大規模なカルデラの形成を伴うことからカルデラ噴火と呼ぶ場合もある。
シベリア・トラップ(露: Сибирские траппы、英: Siberian Traps)
ロシアのウラル山脈の東に、中央シベリア高原を中心として広がる洪水玄武岩である。緯度50~75度、経度60~120度にわたる面積200万平方Kmは、日本全土の
53倍の面積に匹敵する。2億5100万年前の P-T境界 頃に200万年以上続いたと考えられる大規模な火山活動でマントル、プルームがシベリア・クラトンを貫いて
出したもの。凝灰岩や火砕岩が分布し、珪長質である流紋岩やかんらん岩を伴うことから、爆発的噴火があったことが分かる。 これにより、当時の生命体のうち属
レベルで8割以上が絶滅したと推定される。この溶岩の噴出量は、300万立方Kmてある。1707年(宝永4年)富士山の宝永大噴火の溶岩噴出量 0.7立方Km 火山灰
1.7立方Kmの 125万倍に相当する噴出量である。 この原因はマントルの下降対流が一か所に集中し続けたために、深さ 2900Km の外核上部に達したとき、その
反動でマントル上昇対流が起こり、マグマが一気に地上に噴出したと考えられている。(ボットン便所のオツリ)
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■マントル対流のエネルギー源 ➡ マントル対流エネルギー
破初期の地球は微惑星の衝突(ジャイアント・インパクト)によって非常な高温になり、次第に冷却を始めた。しかし冷え切らずに現在でも地球の内部が高温である理由
は、放射性物質から発生する放射線のエネルギーが熱に変わっているためです。これが、地球のマントルを対流させ造山運動を起こす熱源になっています。その放射性
物質の主なものは、ウラン、トリウム、およびカリウム40です。これらは半減期が長いため、地球が誕生してから46億年経った現在でも地中に残っています。
半減期:ある 放射性同位体 が、放射性崩壊 によってその内の半分が別の 核種 に変化するまでにかかる時間。
ウラン[U235]:7億年、 [U238]:45億年、 トリウム[Th232]:140.5億年、 カリウム[K40]:12.5億年